こんにちは。「こころのコンパス」へようこそ。
専属編集者の私と、シロクマの「こころ」が、あなたの今日にそっと寄り添います。
日常の忙しさやトラブルが重なって、「今は自分のことで精一杯…」と心に余裕を失ってしまう日はありませんか?本当はもっと周りに優しく接したいのに、自分の悩みや不安で頭がいっぱいになり、そんな不器用な自分に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
今日は、自分のことで精一杯なあなたへ。余裕がないときこそ試したい「小さな優しさ」の巡らせ方について、少しだけ視界が明るくなるお話を届けさせてください。
筆者の体験談:自分のプレッシャーにとらわれ、周りが見えなくなっていた過去
実は私自身、以前に仕事の締め切りや人間関係のトラブルが重なり、心身ともに追い詰められてしまった時期があります。
その時の私は自分の不安や焦りで頭がいっぱいで、周りを見渡す余裕など微塵もありませんでした。同僚が困っていても声をかける余裕すらなく、「どうして自分ばかりこんなに大変なんだろう」と自分の殻に閉じこもってしまったのです。家族からの心配の言葉に対しても、素直に感謝できず「そっとしておいて」と不機嫌な態度をとってしまい、後からそんな自分の身勝手さに深く落ち込みました。
そんなある時、テレビのドキュメンタリー番組で、重い病気で入院しながらも周囲の人々を明るく気遣う一人の女性の姿を目にしました。
ご自身も大変な痛みや不安を抱え、極限まで追い込まれている状況のはずなのに、看護師さんや周りの患者さんにいつも温かい笑顔で「ありがとう」「無理しないでね」と声をかけていたのです。
もし自分が同じような厳しい立場に置かれたら、きっと自分の苦しみや家族のことで手一杯になり、他人を気遣う余裕など到底持てないだろうと思いました。極限の状況にあっても周囲を思いやれる彼女の姿勢は本当に尊く、胸が強く締め付けられました。
それと同時に、「自分は小さな悩みにとらわれて自分の内側ばかり見つめていたから、余計に心が苦しくなっていたのかもしれない」と深く気づかされたのです。
本やエピソードからの学び:誰かの役に立つことが、自分自身の心を照らす
誰かの役に立ちたいという気持ちや、やりがいについて考えていた時、以前読んだ岸見一郎さんと古賀史健さんの著書『嫌われる勇気』(ダイヤモンド社)の中にある、こんな印象的な言葉を思い出しました。
「他者貢献とは、『わたし』を捨てて誰かに尽くすことではなく、むしろ『わたし』の価値を実感するためのものです。」
この言葉に触れたとき、あの番組で見た女性の穏やかな表情の意味が分かった気がしました。
「誰かの役に立ちたい」という思いやりは、決して自分を削って相手に尽くす「自己犠牲」ではありません。ほんの少しでも誰かの力になれたという実感そのものが、自分自身の価値を感じさせ、荒んだ心に温かい灯をともしてくれるのです。
自分の内側ばかりに向いていた視線を、ほんの少しだけ外側に開いてみる。誰かを気遣う行動は、巡り巡って自分自身の傷ついた心を救う循環になるのだと実感しました。
明日からできる3つのステップ
心が追い込まれているときでも、無理なく自分の心を解きほぐし、優しさを外へ向けるための「具体的な3つのステップ」をご紹介します。
- ステップ1:すれ違う人に「心のなかで」一言エールを送る
直接言葉にできなくても大丈夫です。街ですれ違う人や店員さんに対して、心の中で「今日もお疲れ様」「良い一日になりますように」と念じてみましょう。これだけで自分の中の閉塞感が和らぎます。 - ステップ2:「ありがとう」にひ言だけプラスしてみる
身近な人や店員さんに感謝を伝えるとき、「ありがとうございます。助かりました」「いつもご丁寧にありがとうございます」と一言だけ添えてみます。相手を気遣う言葉が、自分の心にも温かく響きます。 - ステップ3:「誰かの役に立った瞬間」をノートに書き留める
「ドアを開けて待っていた」「家族に温かいお茶を淹れた」など、どんなに小さなことでも構いません。自分が誰かの役に立てた実感を書き残すことで、「私には周囲を温める力がある」という感覚が芽生えます。
まとめ
自分のことで精一杯になってしまうのは、あなたがそれだけ一生懸命に今日を生きている証拠です。そんな自分をどうか責めないでくださいね。
でも、もし心がキュッと狭くなって苦しいと感じたら、ほんの少しだけその意識を「誰かのため」に外へ向けてみませんか?
「誰かの役に立ちたい」という温かい気持ちは、巡り巡ってあなた自身の心を照らす光になります。今日という日が、あなたにとって少しでも穏やかで優しいものとなりますように。


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