こんにちは。「こころのコンパス」へようこそ。
専属編集者の私と、シロクマの「こころ」が、あなたの今日にそっと寄り添います。
仕事や家事に追われる毎日の中で、「なんだか最近、景色がモノクロに見えるな」「毎日同じことの繰り返しで心が弾まないな」と感じる瞬間はありませんか?
今日は、毎日が同じことの繰り返しに見えるあなたへ。日常の「旬」に気づき、心と体を満たす丁寧な暮らしの整え方について、少しだけ視界が明るくなるお話を届けさせてください。
筆者の体験談:季節感のない日々に追われ、食卓の「恵み」を見落としていた過去
実は私自身、かつては仕事の忙しさに忙殺され、自分の生活や食卓にまったく目を向ける余裕がない日々を過ごしていました。
スーパーの野菜売り場に買い物に行っても、ただ機械的にカゴに食材を入れるだけ。ハウス栽培や流通技術の発達によって一年中同じような野菜が並んでいるため、当時の私にはどれが「旬」の野菜なのかすら気にも留めていませんでした。季節の移ろいを感じることもなく、ただお腹を満たすためだけに食べるという、味気ない暮らしを送っていたのです。
そんな不器用で余裕のなかった私が変わるきっかけとなったのが、小さな家庭菜園を始めたことでした。
最初は土づくりもうまくいかず、虫に葉を喰われたり枯らしてしまったりと失敗の連続。ですが、手をかけて育てるうちに、我が家ではトマト、ナス、キュウリといった夏野菜を中心に、気づけば7種類もの野菜を育てるようになっていました。
そして、初めて自分の手で収穫した「穫れたての夏野菜」を一口食べたとき、その力強い美味しさに思わず息を呑みました。みずみずしく濃い味わいが口いっぱいに広がり、ただ食べるだけでお腹の底からじわっと元気が湧いてくるような感覚を覚えたのです。
「季節の食材には、その時期の私たちの体を健やかに保ち、心を元気づけてくれるパワーが詰まっているんだ」と、自分の体験を通して初めて深く納得することができました。
本やエピソードからの学び:自然の循環に寄り添うことが、心を解きほぐす
食卓や暮らしの中で「旬」を意識することの意味について考えていた時、料理家である辰巳芳子さんの著書『いのちの食卓』(文藝春秋)の中に書かれていた、次のような言葉を思い出しました。
「旬のものをいただくということは、その季節が持つ地球のエネルギーをそのまま身体に取り込むことでもある。」
この言葉に出会ったとき、家庭菜園で採れた野菜を食べた時のあの「身体が喜ぶ感覚」の理由が分かりました。
私たちは知らず知らずのうちに、エアコンの効いた部屋で年中変わらないスケジュールをこなし、季節感を失った生活を送り勝ちです。しかし、自然のサイクルに耳を澄ませ、その時期にしか味わえない旬の野菜や景色に触れることは、自分自身の心と身体を「人間らしい生き生きとした状態」へと調律してくれるのだと感じます。
旬の恵みを味わうことは、慌ただしい日常の中で置き去りにしがちな「今、この瞬間を大切に生きる感覚」を取り戻すための、一番身近で贅沢な習慣なのです。
明日からできる3つのステップ
毎日の中に小さな「旬」や季節の彩りを取り入れ、心をじっくり満たすための「具体的な3つのステップ」をご紹介します。
- ステップ1:スーパーの野菜売り場で「手前にある季節特設コーナー」を覗いてみる
買い物に行った際、ほんの30秒だけ立ち止まって、その時期に売り出されている「今が旬の食材」に目を向けてみましょう。季節の移り変わりを視覚から感じる第一歩になります。 - ステップ2:ベランダやキッチンの日当たりの良い場所で「1種類だけ」植物を育ててみる
いきなり本格的な菜園を始める必要はありません。ハーブの鉢植えやミニトマトの苗など、小さな鉢を1つ置いて毎朝お水をあげてみるだけで、土や芽の成長から豊かなエネルギーをもらえます。 - ステップ3:食事の前に「色と香り」をじっくり5秒間楽しんでみる
いただきますをする前に、お皿の上の野菜のみずみずしい色や香りを意識して観察してみましょう。五感を使って食材と向き合うことで、いつもの食卓がぐっと豊かな味わいに変化します。
まとめ
毎日が同じことの繰り返しに思える時こそ、季節が静かに届けてくれている「小さな恵み」に目を向けてみてください。
穫れたての野菜を一品添えてみたり、ベランダの青々とした葉っぱを眺めてみたり。そんな小さな「旬」との出会いが、疲れ切った心にエネルギーをチャージしてくれます。
あなたが今日も美味しいものを食べ、心穏やかな時間を過ごせますように。



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