こんにちは。「こころのコンパス」へようこそ。 専属編集者の私と、シロクマの「こころ」が、あなたの今日にそっと寄り添います。
「失敗したらどうしよう」と足がすくんでしまう夜はありませんか? 今日は、「失敗上手」になって心が軽くなる方法について、少しだけ視界が明るくなるお話を届けさせてください。
恥ずかしい思いをしたくない、という正直な気持ち
新しいプロジェクトを任されたときや、会議で自分の意見を言おうとしたとき。 私の心にはいつも、「もし、うまくいかなかったらどうしよう」という不安が、冷たい風のように吹き抜けます。
実は、この記事を書いている私自身も、昔から石橋を叩きすぎて壊してしまうほど慎重なタイプでした。以前、良かれと思って企画したイベントにほとんど人が集まらなかったことがあり、そのときは「もう二度と表に出たくない」と、布団に潜り込んで何日も自分を責め続けたものです。
頭では「挑戦が大事だ」と分かっていても、いざとなると「恥をかくこと」への恐怖が勝ってしまう。そんな不器用な自分を、ずっと情けなく思っていました。
「たくさん失敗しましょう」という言葉の、本当の意味
そんな私の凝り固まった心を、スッと溶かしてくれたエピソードがあります。 ある企業の新人研修で、上司が緊張で顔をこわばらせた新入社員たちに贈った言葉です。
「皆さん、これからたくさん失敗しましょう」
驚く新人たちに、その上司はこう続けました。
「社歴が長くなると、失敗を恐れて冒険できなくなったり、失敗をいつまでも引きずったり、誰かのせいにしたりしてしまう。でも、若い皆さんには、失敗を素直に受け入れ、反省し、次のチャンスに繋げる力がある。どうか、ただ失敗を恐れるのではなく、『失敗上手』になってください」 (出典:渡辺和子 著『置かれた場所で咲きなさい』[幻冬舎] のエピソードより着想)
この「失敗上手」という響きに、私は衝撃を受けました。 失敗は「終わり」ではなく、「次に進むための最高のデータ収集」なのだと気づかされたのです。
あなたも今日から「失敗上手」になれる3つのステップ
もし、あなたの周りに「失敗しても大丈夫」と言ってくれる人がいなくても、大丈夫。まずは、あなた自身が自分にとっての「一番の理解者」になってあげましょう。
具体的に、明日から以下の3つのステップを試してみませんか?
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ステップ1:「とりあえず」の精神でハードルを地面まで下げる 「完璧に準備してから」と思うと動けなくなります。「まずは5分だけ資料を作る」「とりあえずメールの挨拶だけ書く」など、失敗しても傷つかないくらい小さな一歩から始めてみましょう。
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ステップ2:失敗したら「学びの抽出」だけして、感情は逃がす うまくいかなかったときは、「私はダメだ」と自分を否定するのではなく、「今回はAという方法が合わないと分かった。次はBを試そう」と、事実だけを抜き出します。失敗を「自分」ではなく「手法」の問題として切り離すのがコツです。
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ステップ3:挑戦したプロセスを、声に出して褒める 結果がどうあれ、一歩踏み出した勇気は本物です。「あの場面で発言しようとした私、エライ!」「昨日より一歩進んだね」と、心の中で自分に拍手を送りましょう。その自己肯定感が、次の挑戦へのガソリンになります。
まとめ:失敗は、あなたを更新するチャンス
「恥ずかしい思いをしたくない」と感じるのは、あなたがそれだけ自分の人生に誠実で、一生懸命である証拠です。
でも、もしその慎重さがあなたの可能性を狭めているのなら、ほんの少しだけ「失敗上手」の扉を叩いてみてください。失敗を繰り返すたびに、あなたの経験値は確実に積み上がり、心はもっとしなやかで強くなっていきます。
私も、失敗して落ち込んだときは、この「失敗上手」という言葉をお守りにして、また少しずつ歩き出そうと思います。一緒に、ゆっくり進んでいきましょうね。



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