こんにちは。「こころのコンパス」へようこそ。
専属編集者の私と、シロクマの「こころ」が、あなたの今日にそっと寄り添います。
「ポジティブが大事だって、頭では分かってる。でも心が追いつかない……」そんなふうに、理想と現実のギャップに挟まれて、自分にがっかりしてしまうことはありませんか?
今日は、「分かってるけど、できない…」って落ち込む時。なかなか変われない自分を責める代わりに、心に「自分専用のコンパス」を持つお話を届けさせてください。
期待しては裏切られる、自分への「おためし期間」
実を言うと、この記事を書いている私こそが、その「ぐるぐる」の渦中にいる一人です。
本を読んで「今日から変わるぞ!」とスイッチが入るものの、三日も経てば元の自分に逆戻り。ついネガティブな言葉を口にしたり、忙しさを理由に大切な習慣を後回しにしたり……。そのたびに、「また同じ場所に戻ってきちゃったな」と、自分を信じる力が少しずつ削れていくような感覚がありました。
まさに、地図を持たずに深い森を歩いているような不安。どれだけ「前向きに歩こう」と決意しても、目印がないから、いつの間にか元の地点に引き返してしまうのです。
「知っている」と「できている」の深い溝
私たちはよく、「知っている」だけで「変わった」と錯覚してしまいます。しかし、偉大な文豪、ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ__はその著書『ゲーテ格言集』__の中で、厳しい、けれど愛のある言葉を残しています。
「知っているだけでは十分ではない。それを使わなければならない。願うだけでは十分ではない。それを行わなければならない」
(出典:ゲーテ 著/高橋健二 訳『ゲーテ格言集』)
森の中で迷わないために必要なのは、一時の強い情熱ではなく、常に北を指してくれる「コンパス」です。
私にとってのコンパス、それが__「座右の銘(お守りの言葉)」__でした。心の中にしまっておくだけの言葉は、情報の波にすぐ飲み込まれてしまいます。だからこそ、物理的な「文字」として自分の外側に置いておくことが、現在地を教えてくれる目印になるのです。
自分だけの「お守り」を見つける3つのステップ
立派な言葉でなくて構いません。あなたの心が「これなら信じられる」と思える言葉をコンパスにするためのステップです。
- 1. 心の「琴線リスト」を作ってみる
これまでの人生で、なぜか心に残っている言葉を書き出してみてください。映画のセリフ、恩師の言葉、あるいはSNSで見かけた短いフレーズ。共通点を探ると、あなたが無意識に求めている「生き方のヒント」が見えてきます。 - 2. 「なりたい自分」を短い旗印にする
「優しくありたい」「まず一歩だけ踏み出す」。あなたが理想とする姿を、自分に語りかけるような短い言葉に変換します。それが、迷った時に「あっちが私の進む方向だ」と教えてくれる目印になります。 - 3. コンパスを「視界の定位置」に置く
決めた言葉を、手帳の表紙やスマホの壁紙、鏡の端っこなど、1日に何度も目に付く場所に配置します。「覚えよう」とするのではなく、勝手に「目に入ってくる」環境を作ることが、脳に新しい習慣を染み込ませるコツです。
まとめ:カッコいい言葉じゃなくていい
座右の銘は、誰かに自慢するためのものではありません。
たとえ他の人には響かなくても、あなた自身がその言葉を目にした時に、少しだけ肩の力が抜けたり、逆に「よし」と背筋が伸びたりするなら、それが最高のコンパスです。
「できない自分」を責めるエネルギーを、これからは「自分を支える言葉」を探すエネルギーに変えてみませんか?
一生モノの相棒になってくれる言葉が、きっとあなたのノートの隅っこや、記憶のどこかで待っているはずです。
通勤中や家事の合間、寝る前のベットで「聞き流し」したい方はこちら記事を読む時間がない方向けに、動画でポイントを解説しています。(約5分)



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