こんにちは。「こころのコンパス」へようこそ。 専属編集者の私と、シロクマの「こころ」が、あなたの今日にそっと寄り添います。
「頑張っているのに、ちっとも前に進めていない気がする」 そんなふうに、自分だけが足踏みをしているような感覚になることはありませんか? 周りはどんどん先へ行っているのに、自分だけが取り残されているような、静かで苦しい時間。
今日は、そんな「停滞期」という名の踊り場にいるあなたへ、少しだけ視界が明るくなるお話を届けさせてください。
期待と現実のギャップに、心が折れそうだった日々
実は私自身、少し前に新しいスキルの習得に挑んでいた時のことです。 最初は新しいことを覚えるのが楽しくて、毎日が発見の連続でした。でも、3ヶ月ほど経った頃、突然「何も変わっていない自分」に絶望したんです。
昨日と同じミスをし、先週と同じところで悩み、成長の実感がゼロ。 「私には向いていないのかも」「この時間は無駄じゃないのかな」 そんな考えが頭をよぎり、パソコンを閉じてため息をつく毎日でした。器用にこなす周囲の人が羨ましくて、自分の不器用さが嫌になってしまったんです。
そんな時、ふと思い出したのが、世界中を熱狂させた「あの1ミリ」でした。
三笘選手の「1ミリ」が教えてくれた、目に見えない価値
2022年、カタールで開催されたサッカーW杯の日本対スペイン戦。 三笘薫選手がライン際ギリギリで折り返し、逆転ゴールに繋げたシーン(出典:FIFA ワールドカップ 2022 カタール大会)は、今でも鮮明に記憶に残っています。
映像判定の結果、ボールがラインにかかっていたのは、わずか 1.88ミリ だったそうです。 もし三笘選手が「もう間に合わない」と0.1秒早く諦めていたら。もし、日々の練習で「あと1ミリ」を追う執念を磨いていなかったら。あの奇跡は起きませんでした。
私たちはつい、目に見える「分かりやすい成長」ばかりを求めてしまいます。 でも、現実の成長は 1ミリ、いや0.1ミリの微差 の積み重ねでしかありません。 停滞していると感じる時間は、決して止まっているのではなく、その「1ミリ」を削り出している最中なのだと、あのプレーが教えてくれました。
停滞期を「奇跡への準備期間」に変える3つのステップ
出口が見えないと感じる時は、無理に走ろうとしなくて大丈夫です。 まずは、視点を少しだけ変えてみませんか?
- ステップ1:他人ではなく「1ヶ月前の自分」とだけ比べる SNSで見かける誰かの華やかな成功と、自分の地味な日常を比べるのは今日で終わりにしましょう。比べる相手は、昨日の自分だけで十分です。「1ヶ月前は知らなかった言葉を、今は知っている」。それだけで、あなたは確実に前進しています。
- ステップ2:結果ではなく「続けた自分」を最大限に褒める 成果が出ない時期は、自分を褒めるポイントを「結果」から「行動」に移しましょう。「今日も机に向かった」「10分だけ取り組んだ」。その「やめなかったこと」自体が、一つの立派な成果であり、才能です。
- ステップ3:あえて「小さな1ミリ」を面白がる 「今日はメールの返信をいつもより丁寧にしてみよう」「資料のフォントを1ミリこだわってみよう」。誰にも気づかれないような小さなこだわりを、自分だけのゲームにして楽しんでみてください。その遊び心が、心の停滞をほどいてくれます。
その1ミリの先に、絶景が待っている
1ミリ進んだところで、見える景色はすぐには変わりません。 でも、その1ミリを積み重ねた人だけが、ある日突然、想像もしていなかった場所へたどり着けます。
「今日も何もできなかった」と自分を責めないでください。 あなたが今日、踏ん張って過ごしたその時間は、未来のあなたを救う「三笘の1ミリ」へと繋がっています。
こころくんも、隣で「ゆっくりで大丈夫だよ」と、温かいココアを淹れて応援しています。 焦らず、あなたのペースで、この「踊り場」を一緒に歩んでいきましょうね。


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