アラームとの戦いに負けてしまうあなたへ
「明日の朝こそは、早く起きて勉強しよう」
「少し早く起きて、余裕を持ってコーヒーを飲もう」
夜寝る前はそう決意してアラームをセットするのに、翌朝、鳴り響く音を聞いた瞬間にその決意が消え失せてしまう。
「あと5分だけ…」とスヌーズボタンを押し続け、結局ギリギリの時間に飛び起きる。
そんな経験、ありませんか?
私もかつては、早起きが大の苦手でした。特に冬の寒い朝なんて、布団から出ることはバンジージャンプをするくらい勇気のいることでした。
けれど、そんな私が今では毎朝4時に起き、もうすぐその生活が2年になろうとしています。
なぜ、あんなに朝が弱かった私が変われたのか。そして、早起きを続けることで、人生がどんなふうに好転したのか。
今日は、私の実体験を通じて見つけた、無理なく朝の習慣を作るための「心の持ち方」について、お話しさせてください。
誰かのための「義務」が、いつしか自分のための「贅沢」に
私が4時起きを始めたきっかけ。それは、決して高い志があったわけではありません。
理由はシンプルで、長男を高校野球の朝練に送り出すためでした。
お弁当を作り、駅まで送る。
これは親としての「義務」でした。お盆と正月以外、雨の日も雪の日も続くこのルーティンは、正直に言えば「辛い」と感じる日もありました。眠い目をこすりながら、「早く卒業してくれないかな」なんて思ったことも一度や二度ではありません。
しかし、時が経ち、長男は無事に卒業しました。
もう、朝4時に起きる必要はなくなったのです。
「これからはゆっくり寝ていられる!」
本来ならそう喜ぶはずの場面で、私の中に不思議な変化が起きていました。
「あれ? 目が覚めちゃったな」
長年の習慣とは恐ろしいもので、必要がないのに4時に目が覚めてしまうのです。
最初は二度寝を試みましたが、ある日ふと、そのまま起きてリビングに行ってみました。
家族はまだ寝静まっています。
外はまだ薄暗く、車の音もしない静寂の世界。
淹れたてのコーヒーの香りが、いつもより深く感じられる。
その時、気づいたのです。
「この時間は、誰にも邪魔されない、私だけの自由な時間なんだ」と。
それまでは「子供のために犠牲にしていた時間」だと思っていたものが、実は「自分自身にプレゼントできる贅沢な時間」だったことに気づいた瞬間でした。
4時から始まる、私の「第2の人生」タイム
現在、私はこの朝の時間を「自分をアップデートする時間」として活用しています。
かつての私なら、朝はバタバタと準備をして、満員電車に揺られて会社に行き、帰ってきたらクタクタ…という毎日でした。自分のための時間なんて、週末くらいしかありません。
でも今は、世の中が動き出す前の数時間を、こんなふうに使っています。
まず、エアロバイクを漕ぎながら軽く体を動かします。
静かな部屋でペダルを漕いでいると、寝ている間に凝り固まっていた体と頭が、少しずつほぐれていくのが分かります。激しい運動ではありませんが、じんわりと汗ばむ頃には、「よし、今日もやるぞ」というポジティブなスイッチが入ります。
そして、ブログの執筆やSNS(X)での発信活動。
夜に文章を書こうとすると、どうしても仕事の疲れが出てしまったり、テレビの音が気になったりして集中できないことがありました。
しかし、朝の脳はクリアです。驚くほどスムーズに言葉が出てきますし、前向きな文章が書けるような気がします。
「忙しくて自分の時間が取れない」
そう嘆いていた過去の自分に教えてあげたいです。
時間は「ある」ものじゃなくて、朝早く起きて「作る」ものだったんだよ、と。
習慣化の鍵は、「大きな根性」より「小さなご褒美」
「それはあなただからできたんでしょう?」
そう思われるかもしれません。でも、決してそんなことはないんです。
私がこの習慣を維持できているのには、ちょっとしたコツがあります。
それは、「朝起きるための明確な理由(小さな目標)」を用意することです。
漠然と「早起きしよう」と思うだけでは、眠気の引力には勝てません。
私の場合は、「体重を〇キロ減らしたい」という健康への目標や、「ブログ記事を1日1つ作成する」というアウトプットの目標を持っています。
ポイントは、これを「義務」にしないこと。
「やらなきゃいけない」ではなく、「朝起きれば、一歩目標に近づける」というワクワク感に変えるんです。
「起きたら、あの美味しいコーヒーを飲もう」
「昨日のドラマの続きを15分だけ見よう」
そんな些細な楽しみでも構いません。
「布団の中にいる心地よさ」よりも、「起きた後に待っている楽しみ」が少しだけ上回れば、体は自然と動いてくれます。
明日からできる!「自分時間」を取り戻す3ステップ
いきなり4時起きを目指す必要はありません。まずは15分、30分から始めてみませんか?私が実践して効果があった方法をご紹介します。
ステップ1:夜の間に「朝の準備」を完璧にしておく
起きてから「何を着ようかな」「何をしようかな」と考えてはいけません。判断が必要になると、脳は面倒くさがって「寝る」という選択肢を選んでしまいます。
着る服を用意し、机の上にはノートを開いておく。起きたら流れ作業でスタートできるように、環境を整えてから寝てみてください。
ステップ2:寝る前に「明日の朝の楽しみ」を予約する
布団に入る時、「明日の朝は、あのお気に入りのパンを食べよう」とか「読みかけの本を少し読もう」とイメージしてみてください。
遠足の前の日の子供のような気分で眠りにつくと、目覚めの質が変わります。嘘だと思って、ぜひ一度試してみてください。
ステップ3:スヌーズ機能は使わず、一度でガバッと起きる
これは少し荒療治ですが、スヌーズ機能は「あとで起きればいいや」という甘えを生む最大の敵です。
アラームが鳴ったら、何も考えずに布団を跳ね除けて立ち上がる。
「5・4・3・2・1、スタート!」とカウントダウンして、ロケットのように飛び起きるのもおすすめです。一度立ってしまえば、こっちのものです。
まとめ:朝が変われば、人生の景色が変わる
「早起きは三文の徳」という古い言葉がありますが、現代において早起きは、三文どころか「人生を変える最強のツール」だと私は感じています。
誰にも邪魔されない静寂。
自分の成長を感じられる充実感。
そして、「自分で決めた時間に起きられた」という小さな自信。
これらが積み重なって、自己肯定感が少しずつ高まっていくのを実感しています。
最初は「子供のため」という強制力から始まった習慣でしたが、今では私の人生になくてはならない大切なパートナーになりました。
もし今、あなたが「時間が足りない」「自分を変えたい」と思っているなら。
明日の朝、いつもより30分だけ早く目覚ましをセットしてみませんか?
まだ薄暗い空の向こうに、新しい自分との出会いが待っているかもしれません。



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