「幸せじゃないと、いい仕事はできないの?」
「幸せな社員は生産性が高い」
「ポジティブな人は成功する」
ビジネス書やネット記事で、こんな言葉を見かけること、よくありますよね。
もちろん、それは素敵なことだと思います。
でも、ふと心のどこかで、こんな風に感じてしまいませんか?
「じゃあ、今いろいろあって落ち込んでいる私は、いい仕事ができないってこと?」
「幸せを感じる余裕なんてない毎日は、ダメなのかな…」
そんな風に、正論が逆にプレッシャーになってしまうこと。
私にも経験があるので、とてもよく分かります。
今日は、そんな「幸せ」と「仕事」の関係について、少し違った角度から光を当ててみたいと思います。
「今、幸せじゃなきゃダメ」なんてことはありません。
むしろ、「幸せになりたい」というその気持ちこそが、私たちを前に進める大きな力になるのです。
「今の幸せ」より「未来の幸せ」が私を動かす
以前の私は、「仕事を充実させるためには、まずプライベートを充実させて、心を満たさなきゃ」と必死でした。
「幸せな自分」という土台がないと、仕事でも成果が出せないと思い込んでいたのです。
でも、現実はそう甘くありません。家庭でトラブルがあったり、将来への不安があったりすると、「今は幸せ満点!」とは胸を張って言えない日だってあります。
そんな日は、「あぁ、こんな気持ちじゃ仕事もうまくいかないや」と、勝手に自分に見切りをつけていました。
でもある時、ふと気づいたんです。
私が必死にパソコンに向かっている時って、どんな時だろう?と。
それは、「今が最高にハッピーな時」というよりも、「この仕事を頑張って、週末に美味しいものを食べよう」とか、「これを乗り越えて、家族と笑って過ごしたい」とか、「幸せになりたい」と願っている時だったんです。
「幸せだから頑張れる」のではなく、「幸せになりたいから頑張る」。
私にとっては、この順番の方がしっくりきました。
以前、仕事の成果を変える「考え方」の記事でもお話ししましたが、前向きな考え方は仕事の強力なエンジンになります。
そのエンジンを動かすためのガソリンこそが、「幸せになりたい」という素直な欲求だったのです。
そう気づいてからは、「今はちょっと辛いけど、この先に待っている幸せのために手を動かそう」と、今の状況を否定せずに仕事に向き合えるようになりました。
足りないからこそ、埋めようとする力が湧く
「幸せ」を「状態」と捉えると、「ある」か「ない」かになってしまいます。
でも、「幸せ」を「目的地」と捉えるとどうでしょう?
お腹が空いているからこそ、「美味しいものを食べたい!」という強烈な意欲が湧きますよね。
それと同じで、心が少し渇いているからこそ、「満たされたい」「幸せになりたい」というエネルギーが生まれ、それが仕事に向かう原動力(モチベーション)に変わるのです。
ここにあるのは、「現状への不満」ではなく「未来への希望」です。
「幸せになりたい」と願うことは、決して現状を嘆くことではありません。
「今はまだ道の途中だけど、きっと良くなる」と信じる力そのものです。
この「未来の幸せ」を信じる気持ちさえあれば、私たちはどんな状況からでも前を向くことができます。
幸せは、仕事の結果として手に入るご褒美でもあり、同時に、そこへ向かおうとするプロセスそのものが、私たちを支える杖になってくれるのですね。
明日から使える「幸せエネルギー」の燃やし方
「幸せになりたい」という気持ちを、上手に仕事のエネルギーに変えるにはどうすればいいのでしょうか。
明日からできる、心のスイッチの入れ方を3つのステップで提案しますね。
ステップ1:仕事の先にある「小さなご褒美」を設定してみるのは、いかがでしょう?
大きな幸せじゃなくて大丈夫です。
「このタスクが終わったら、コンビニの新作スイーツを買う」
「定時で上がって、読みたかった本を読む」
仕事の先に、具体的で手が届く「小さな幸せ」を用意してみてください。
それを手に入れるために仕事をする。そんなシンプルな動機が、意外と強い集中力を生んでくれます。
ステップ2:「誰かの笑顔」を想像して働いてみるのは、いかがでしょう?
自分のためだけだと、どうしても限界が来ることがあります。
そんな時は、「この仕事をしたら、誰が幸せになるかな?」と想像の翼を広げてみてください。
「お客さんが喜ぶかも」「家族との旅行資金になるかも」。
自分の仕事が誰かの幸せに繋がっている、あるいは自分の大切な人の幸せに繋がっていると感じることで、「幸せになりたい(幸せにしたい)」という意欲がより強くなります。
ステップ3:「幸せになりたい」と素直に認めてみるのは、いかがでしょう?
「もっと楽になりたい」「豊かになりたい」。
そんな気持ちを「欲張りだ」と抑え込む必要はありません。
「私は幸せになりたい!だから今、これを頑張るんだ」と、自分の欲求を素直に認めてあげましょう。
その素直さが、心のブレーキを外し、アクセルを踏む力に変わります。
その「渇望」は、あなたが前へ進むためのエネルギー
もし今、あなたが「現状に満足していない」「もっと幸せになりたい」と感じているなら。
それは決してネガティブなことではありません。
その気持ちは、あなたがこれから高く飛ぶためのバネであり、前に進むための貴重なガソリンです。
「幸せになりたい」。
その人間らしい温かな願いを大切に抱きしめながら、明日の仕事に向かってみませんか?
その先にはきっと、あなたが手作りした「幸せ」が待っているはずです。
私も、「週末のビール」という小さな幸せを胸に、残りの仕事を片付けようと思います。
一緒に、未来の楽しみを迎えに行きましょうね。



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