秋の楽しみ、あなたは何を思い浮かべますか?
暑かった夏が過ぎ、風が少しずつ涼しくなってくると、「ああ、秋が来たな」と感じますよね。
皆さんは、「秋」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
紅葉の赤、高い空の青。あるいは、サンマや松茸、サツマイモといった美味しい味覚でしょうか。
先日、私の家にも、そんな「秋の味覚」が届きました。
実家の両親が、手作りの「栗ご飯」を持って遊びに来てくれたのです。
毎年この時期になると作ってくれる、我が家の恒例行事であり、私にとって一番の「秋の楽しみ」になっています。
ホクホクした栗の甘みと、出汁の効いたご飯の香り。「やっぱり秋は、食べ物が美味しいなあ」と、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
私はどちらかというと、こうして「食」の方にばかり関心が向いてしまいがちなのですが、ある文章を読んで、ハッとさせられました。
それは、「秋は、音で感じる風情も素晴らしい」という視点でした。
今日は、栗ご飯を頬張りながら気づいた、もう一つの秋の楽しみ方について、あなたとシェアできたらと思います。
普段は聞き流していた「秋の音」
私たちは普段、驚くほど多くの「視覚情報」に頼って生きています。
仕事ではパソコンの画面を見つめ、休憩中や移動中はスマホの画面を追いかける。
目が忙しく働いている一方で、「耳」はどうでしょうか。
イヤホンで音楽や動画の音声を聴くことはあっても、自然界の音に、じっくりと耳を傾ける時間は、意外と少ないのかもしれません。
でも、少しだけ意識を変えて、耳を澄ませてみると、秋は実に豊かな「音」で溢れていることに気づきます。
夕暮れ時に聞こえてくる、リーン、リーンという鈴虫の声。
カサカサと、乾いた落ち葉が風に舞う音。
シトシトと静かに降り続く、秋雨の音。
普段はあまり意識していなかったけれど、こうした「音」の一つひとつが、実はとても風情があって、私たちの心を落ち着かせてくれることに、改めて気づかされたのです。
耳を澄ませる時間は、心を休める時間
「音で感じる秋」の素晴らしいところは、それがそのまま「脳と心の休息」になることだと思います。
目を閉じて、ただ聞こえてくる虫の声や風の音に集中してみる。
すると、頭の中を駆け巡っていた「仕事の段取り」や「人間関係の悩み」といった雑念が、スッと遠のいていく感覚になります。
美味しいものを食べて「お腹」を満たすのも幸せですが、優しい自然の音を聞いて「心」を満たすのも、また違った贅沢な幸せなのかもしれません。
栗ご飯が教えてくれた「食欲の秋」に加えて、今年は「音の秋」も楽しんでみたい。そう思うだけで、なんだかこの秋が、いつもより長く、深く味わえるような予感がしています。
明日からできる、小さな「音探し」
専門家ではない私なりに、忙しい日常の中で「音の秋」を楽しむための、小さなアクションを考えてみました。
ステップ1:窓を少しだけ開けてみる夜、家に帰ったら、テレビやスマホをつける前に、少しだけ窓を開けてみませんか?もしかしたら、家のすぐそばで、秋の虫たちが演奏会を開いているかもしれません。冷たい空気と一緒に流れ込んでくるその音色は、一日の疲れを優しく癒やしてくれます。
ステップ2:イヤホンを外して歩いてみる通勤や買い物の帰り道、いつもしているイヤホンを、あえて外して歩いてみる。自分の足音と一緒に、落ち葉を踏む音が聞こえてくるかもしれません。風が木々を揺らす音が聞こえるかもしれません。その「生の音」は、どんな高音質な音楽よりも、季節をリアルに感じさせてくれるはずです。
ステップ3:雨音をBGMにしてみる「あーあ、雨か」と憂鬱になる代わりに、「今日は静かな雨音を楽しもう」と捉え直してみる。雨音には、心をリラックスさせる不思議な効果があると言われています。読書や温かい飲み物のお供に、秋の雨音をBGMにする夜も、素敵ではないでしょうか。
まとめ:五感を使って、季節を味わい尽くそう
「花鳥風月」という言葉があるように、昔の人は、自然の美しさを目や耳で楽しみ、心を豊かにしてきました。
美味しいものでお腹を満たしたら、次は美しい音で心を満たす。
そんな風に、五感をフルに使って季節を味わい尽くすことができたら、私たちの毎日は、もっと彩り豊かで、ご機嫌なものになるはずです。
あなたも、今夜は少しだけ窓を開けて、秋の気配に耳を澄ませてみませんか?



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