「こなすだけ」の毎日が実は宝物に?忙しさの中に隠れた確実な成長の種

働き方のヒント

今の私、まるでジャグリング状態?

「あれ、さっき何をしようとしてたっけ?」
「メールを返したと思ったら、次は電話、その次は会議…」
目の前のタスクが次から次へと飛んできて、それを落とさないように必死に受け止めるだけ。
まるでジャグリングをしているかのような毎日に、ふと息切れしそうになること、ありませんか?

丁寧にやりたいのに、時間がない。
自分の意志というより、状況に流されているだけのような感覚。
「私、ただ消耗しているだけなんじゃないかな…」
そんな風に不安を感じてしまう夜もあるかもしれません。

でも、少しだけ視点を変えてみましょう。
その必死な時間は、本当にただ過ぎ去っていくだけのものなのでしょうか?
今日は、忙しさの渦中で頑張るあなたが、無意識のうちに手に入れている「ある宝物」についてお話しします。

その場しのぎに見えて、実は「筋肉」がついていた

私の仕事も、時期によってはまさに「戦場」です。
数分おきに違う案件の連絡が入り、頭を切り替えるだけで精一杯。
じっくり考える時間はなく、「とりあえず今はこれ!」「次はこれ!」と、反射神経だけで乗り切るような場面も少なくありません。

正直、「こんなその場しのぎの対応でいいのかな」「もっと丁寧に仕事がしたいのに」と、自分を責める気持ちになることもありました。
理想の仕事ぶりとは程遠い、雑な自分に自己嫌悪を感じていたのです。

でも、嵐が過ぎ去った後にふと気づくことがありました。
以前、仕事の成果を変える「考え方」の記事でも触れましたが、どんな状況でも「真剣に向き合う」という姿勢さえ捨てなければ、そこには必ず実りが生まれるんですね。

あの時は「こなすだけ」と思っていたけれど、振り返ってみると、以前ならパニックになっていた量の仕事を、いつの間にか当たり前のように処理できるようになっていたのです。
「あれ? 私、判断スピード上がってるかも?」
「トラブルへの耐性がついたかな?」

それはまるで、重い荷物を持って走り回っているうちに、気づかないうちに足腰の筋肉が鍛えられていたような感覚でした。
たとえその場しのぎに見えても、目の前のことに真剣に食らいついていれば、その経験は確実に私の血肉となり、スキルとして定着していたのです。

乱気流の中でしか養えない「操縦技術」がある

穏やかな晴れの日に飛行機の操縦訓練をするのも大切ですが、急な突風や乱気流の中で必死に機体を安定させる経験もまた、パイロットの腕を劇的に上げると言います。

私たちの仕事も同じかもしれません。
じっくり時間をかけて取り組む仕事からは「質」や「深さ」が学べますが、今回のような目が回るような忙しさからは、「瞬発力」や「優先順位を見抜く力」、そして何より「多少のことでは動じないメンタル」が養われます。

私たちはつい、「丁寧な仕事=成長」「忙しい仕事=消耗」と分けて考えてしまいがちです。
でも、実はその「カオスな状況」こそが、実践的なトレーニングジムになっているのかもしれません。

「今は、乱気流への対応訓練中なんだ」
そう捉え直してみると、ただ辛いだけの時間が、自分のレベルを上げるための貴重なステージに見えてきませんか?
あなたの体には、あなたが思う以上に、現場で培った「底力」がしっかりと刻み込まれているのです。

忙しさを「味方」につける3つの視点

とはいえ、ただ忙殺されるだけでは心が疲弊してしまいます。
忙しい中でも「成長している実感」を持ち続けるために、明日からできる3つの視点を提案しますね。

ステップ1:忙しさを「特訓モード」と名付けてみるのは、いかがでしょう?


タスクが山積みになった時、「うわ、大変だ」と思う代わりに、「お、ここから特訓モード入ります!」と心の中で実況してみませんか?
ただの「作業」ではなく、自分の処理能力を高める「トレーニング」だと定義し直すことで、受動的な疲れが、能動的な経験値に変わります。

ステップ2:1日1回だけ、「丁寧な一点突破」を作ってみるのは、いかがでしょう?


すべてを完璧にするのは無理でも、1日の中でひとつだけ、「これだけは丁寧にやる」というタスクを決めてみませんか?
「このメールの文面だけはこだわろう」「この資料の表紙だけは綺麗に作ろう」。
たった一つでも自分の意志でコントロールできた仕事があれば、「流されただけの一日」という感覚が消え、達成感が残ります。

ステップ3:寝る前に「さばいた数」を誇ってみるのは、いかがでしょう?


質にこだわれない日は、量をこなした自分を褒めてあげましょう。
「今日はメールを20通も返した」「5つの会議を乗り切った」。
内容はともかく、その「量」を乗り越えたバイタリティは、紛れもなくあなたの実力です。
「今日もよく戦い抜いたね」と、戦士を労うように自分に声をかけてあげてください。

泥臭い日々が、いつかあなたを支える

スマートに、優雅に仕事ができれば、それが一番かもしれません。
でも、泥臭く、汗をかきながら必死に食らいついた日々の方が、後になって「私、結構やるじゃん」という自信に繋がったりするものです。

今のその忙しさは、決して無駄ではありません。
嵐の中で舵を取り続けた経験は、いつか必ず、あなたを助ける大きな力になります。

私も今日は、散らかったデスクを「激戦の跡」と呼んで、少し誇らしい気持ちで片付けようと思います。
明日もまた、それぞれの場所で、真剣勝負を楽しみましょうね。

 

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