「普通はこう」が、心を遠ざける?寄り添う対話で関係を深めるヒント

気づきと学び

なぜか、心がすれ違う「普通」の壁


「え、なんで分かってくれないんだろう?」
「普通、こう考えるものじゃない?」
家族や親しい友人との会話の中で、そんな風に感じて、心の距離ができてしまったこと、ありませんか?
お互いのことをよく知っているはずなのに、ふとした瞬間に「分かり合えない」と感じて、モヤモヤしてしまう。特に「普通はこうだろう」という、自分の中の常識を相手に押し付けてしまい、後で後悔することって、案外多いのかもしれません。
何を隠そう、私Aも、そんな「普通」の壁にぶつかって、大切な人との間に溝を作ってしまった経験があります。今日は、その経験から学んだ、相手の心に寄り添い、関係を深めるためのヒントを、あなたとシェアしたいと思います。

「普通はこうだろう」が引き起こした夫婦のすれ違い


先日、私も妻と軽く言い合いになってしまったことがありました。
きっかけは、私が何気なく発した「普通はこうだろう」という決めつけた一言でした。その時の私は、自分の考えが一般的なものだと信じて疑わず、妻も同じように考えるはずだと思い込んでいたのです。しかし、妻は私の発言に対し、明らかに不快な表情をしました。
「私にとってはそれが普通だけど、あなたにとっては違うんだね…」
妻の言葉に、私はハッとさせられました。お互いのことをよく知る身近な間柄でも、相手のことを本当に理解するのは、こんなにも難しいことなのかと、改めて実感した出来事でした。
冷静になって考えてみれば、妻と私は育ってきた環境も違えば、経験してきたことも異なります。「普通」の基準が違うのは、当たり前のことだったんです。自分の「普通」を相手に押し付けてしまったことで、妻の心を遠ざけてしまったことに、深く反省しました。
この経験を通して、世の中には本当に色々な考え方を持っていたり、色々な経験をしてきている方がいるのだと痛感しました。そして、身近な人との関係こそ、相手の心に寄り添えるように気を付けて接していくことの大切さを、改めて心に刻みました。

「普通」という名の見えない壁、その正体とは?

私たちの心の中には、それぞれが育ってきた環境や経験によって培われた「普通」という名の常識があります。それは、私たちが世界を理解し、判断するための大切な基準です。
しかし、この「普通」は、時として人間関係において見えない壁となってしまうことがあります。なぜなら、人それぞれ「普通」の基準が違うからです。ある人にとっては当たり前のことが、別の人にとっては全く想像できないこと、というケースは日常にあふれています。
物事の捉え方や考え方が、客観的な事実からずれてしまうことを、「思い込みの偏り」と表現することがあります。自分の「普通」だけを絶対視してしまうのも、この思い込みの偏りの一種と言えるかもしれません。
相手の「普通」を理解しようとせず、自分の「普通」を押し付けてしまうことは、相手の個性や経験を否定することにもつながりかねません。それが、たとえ親しい間柄であっても、心の距離を生んでしまう原因になるのです。
大切なのは、自分の「普通」を手放し、相手の「普通」に耳を傾けること。
今日はそんなヒントを一緒に考えてみませんか?

心が通じ合う対話へ!「寄り添う」3つのステップ


自分の「普通」を手放し、相手の心に寄り添う対話をするために、今日からできる3つのステップを提案しますね。

ステップ1:「自分の普通」は、一旦横に置いてみるのは、いかがでしょう?

相手と話すとき、「私だったらこうするのに」「普通はこうじゃない?」という気持ちが頭をよぎったら、まずはその「自分の普通」を、心の引き出しにそっとしまってみませんか?
「相手は、今、どう感じているのかな?」と、自分の意見や価値観を一旦保留するだけで、相手の言葉をより素直に受け止められるようになるはずですよ。

ステップ2:「〇〇なんだね」と、相手の気持ちを繰り返してみるのは、いかがでしょう?

相手が話してくれたこと、感じていることに対して、「〇〇なんだね」「そう思ったんだね」と、相手の言葉を繰り返してみませんか?これは「ミラーリング」と呼ばれるテクニックで、相手は「自分の話を理解してくれている」と感じ、安心感を覚えます。
相手の気持ちを否定せず、一度受け止めることで、より深い対話が生まれるはずです。

ステップ3:「もし私だったら…」ではなく、「あなたは?」と問いかけてみるのは、いかがでしょう?

相手の状況に対して、自分の経験や「もし私だったらこうする」という意見をすぐに伝えたくなるかもしれません。でも、ぐっとこらえて「あなたは、どうしたいと思ってるの?」「そのことについて、どう感じてる?」と、相手自身の考えや気持ちを問いかけてみませんか?
相手に寄り添い、自分で答えを見つける手助けをすることで、信頼関係がより一層深まるはずですよ。

相手の「普通」を知ることが、本当の理解につながる


「普通はこうだろう」という決めつけは、時に無意識のうちに、大切な人との間に壁を作ってしまうことがあります。でも、それに気づくことができたなら、そこから新しい関係性を築くチャンスです。
自分の「普通」を手放し、相手の「普通」に耳を傾けること。それは、相手の個性や背景を尊重し、本当の意味で相手を理解しようとする姿勢そのものです。
私自身も、これからも「普通はこう」という思い込みを手放し、目の前の相手の心に、もっと丁寧に寄り添えるよう、対話の仕方を意識していきたいと思います。あなたも一緒に、優しい心で「分かり合える喜び」を育んでいきませんか?

 

通勤中や家事の合間、寝る前のベットで「聞き流し」したい方はこちら記事を読む時間がない方向けに、動画でポイントを解説しています。(約5分)

 

 

その他の記事もお楽しみください記事一覧はこちら

コメント

タイトルとURLをコピーしました