大人になると、素直になれない時がある
「親孝行したい」
「何かしてあげなきゃ」
年齢を重ねるにつれて、そんなふうに思うこと、増えましたよね。
でも、その気持ちが強すぎて、逆に親との距離感に悩んでしまうことってありませんか?
子どもの頃みたいに無邪気に甘えられなくて、つい遠慮してしまう。
「もう大人なんだから、迷惑かけちゃいけない」って。
相手を気遣う気持ちももちろん大切ですが、もしかしたら、その遠慮が、無意識のうちに相手を寂しい気持ちにさせていることもあるのかもしれません。
今日は、そんな私が実家の親とのやり取りで気づかされた、「親孝行の意外な正解」についてお話しさせてください。
もしかすると、私たちは少し頑張りすぎていたのかもしれませんね。
【体験談】「申し訳ない」と思っていたのは、私だけだった
実家に帰るたび、親がたくさん手料理を持たせてくれるんです。
タッパーに詰められた煮物や、冷凍したおかずたち。
嬉しい反面、「高齢の親に無理させて悪いな」って気持ちもあって、ある時つい言っちゃったんです。
「大変だから、もう大丈夫だよ。気を使わないで」って。
そうしたら親、なんて言ったと思います?
とっても穏やかな笑顔で、こう返してきたんです。
「私が好きでやってることだから、いいのよ」
その瞬間、ハッとしました。
私は「親に負担をかけちゃいけない」と思って断ろうとしたけれど、それは親から「子どもにしてあげる喜び」を奪うことだったのかもしれません。
私が感じていた「申し訳なさ」は、親にとっては「幸せな時間」だった。
そう気づいた時、肩の力がふっと抜けました。
なんだか、心がスーッと軽くなったのを覚えています。
「受け取る」ことも、立派な愛情表現
私たちは大人になると、親を「守るべき対象」として見がちです。
もちろん、体調を気遣ったり、困っている時に手を差し伸べたりするのも大切なことです。
でも、親にとっては、私たちはいくつになっても「子ども」なんですよね。
誰かの役に立てること、特に自分の子どものために何かできることって、親にとっては何よりの生きがいなのかもしれません。
愛情表現って、「与える」だけじゃないんだな、って改めて感じました。
だとしたら、親の好意を素直に「全力でありがとう!」って受け取って、笑顔でパクパク食べること。
そして、「美味しかったよ!」「すごく助かったよ!」って、正直な気持ちを伝えること。
それこそが、今の私にできる一番の親孝行なんじゃないかなって思うようになりました。
「甘える」ことは、相手を信頼している証。そう考えると、少し気が楽になりませんか?
今すぐできる「甘え上手な親孝行」3ステップ
「何かしてあげる」のは時間も労力もかかるけど、「してもらう」ことなら今日からできそうですよね。専門家ではありませんが、私が試してみようと思っている3つのことをシェアします。
ステップ1:遠慮の言葉を「ありがとう」に変換する
これだけで、相手の行動を「迷惑」から「プレゼント」に変えることができます。受け取る側のあなたの表情も、きっと明るくなるはずです。そして、その笑顔こそが、相手への最高の贈り物になります。
ステップ2:小さな「おねだり」をしてみる
「あの人のあの卵焼き、久しぶりに食べたいな」とか「あの人が淹れてくれるコーヒーが飲みたいな」とか。
「あなたの役割(出番)を待っています」という、小さなサインを送ってみるのはいかがでしょう?
「もう自分は必要とされていないのかな」と思いがちな、大切な人の心に、ふたたび喜びの火を灯すきっかけになるかもしれません。
ステップ3:感想を「具体的」に伝える
「また作ってほしいな」「また話を聞いてほしいな」という気持ちを添えるのもいいかもしれませんね。
その言葉が、相手の心に「まだ自分は必要とされている」「喜んでもらえた」という自信の灯をともすはずです。
まとめ:親の「したい」を邪魔しない優しさ
親孝行と聞くと、旅行に連れて行ったり、高価なプレゼントを贈ったりと、大きなイベントを想像しがちです。
もちろん、それも素敵なこと。
でも、日常の中で素直に甘えること、大切な人の「してあげたい気持ち」を邪魔しないことも、立派な優しさなのかもしれません。
次に実家に帰る時は、私も変な遠慮は捨ててみようと思います。
「久しぶりに、あの人のハンバーグが食べたい!」
そうリクエストしてみるつもりです。
あなたも、今度の週末は少しだけ「子どもの顔」に戻ってみませんか?
その小さな勇気が、きっとお互いの心を温かい気持ちで満たしてくれるはずですよ。



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